メイドインジャパンはNHKの全3回のドラマで、1月26日スタートでした。
その内容の原点は井上久男 著書の「メイドインジャパン驕りの代償」の中にあるみたいです。
井上久男さんは現在はフリージャーナリストですが、経済記者時代は、朝日新聞社で日産やトヨタなどの企業を担当されてました。
現在は日本の製造業(自動車業界や電機業界など)を一貫して取材し続けていて、講談社、東洋経済新報などいろいろな媒体で執筆活動をされています。
現代ビジネスでは連載をされていたり、また、講演なども精力的になさっているようです。
井上久男さんの「メイドインジャパン驕りの代償」では、危機的状況にある日本の「ものづくり」に焦点を当てています。
日本経済は「ものづくり」だけでは浮上し、再生はできないとしながらも、付加価値を生み出し、それでも「ものづくり」にこだわり続け、得意としていくべきだと語っています。
「メイドインジャパン驕りの代償」の構成は、第一章はパナソニックについて 第二章はシャープの経営不振。第三章は日産の再生と復活。
第四章からは、海外への技術流出やエンジニアのリストラ問題を挙げていて、成功している中小企業の例を紹介もしています。
そして最終的には今後の日本企業の取りうるべき策について述べられています。
「メイドインジャパン驕りの代償」は著者が17年間にわたる現場取材に基づく内容であるようで、ドラマ内容のように甘くない実際の日本の製造業の問題点が衝撃的に書かれてあるようです。
見たいような・・・見たくないような・・・ですね、皆さん!